株式会社Preferred Networksは、チェーンストア向け業務改善ソリューション「MiseMise™(ミセミセ)品出し」の実証実験を、株式会社西友(本社:東京都武蔵野市、以下西友)の都内および埼玉県内の3店舗で実施しました。参加店舗の店長および担当者へのヒアリングを実施した結果、3店舗すべてで品出し作業時間の大幅な短縮、バックルーム在庫の最適化といった店頭業務の改善効果が報告されています。
期間: 2025年4月~6月末
実施店舗: 西友巣鴨店、サンシャイン西友、西友蕨店の3店舗
目的:品出し・在庫コントロールの効率化、それに伴う従業員体験および顧客体験の向上を検証
内容:店舗従業員が「MiseMise 品出し」を使用し、以下の業務を実施
店長や担当者へのヒアリングの結果、これまで手書きや記憶に頼っていた欠品商品のメモやバックルームでの商品探索といった作業が大幅に効率化され、品出しに関わる作業時間が最大で70%削減されたという成果が報告されました。また、在庫状況の正確な把握は、従業員の業務負担軽減や、お客様への迅速な対応にも繋がっているという感想も共有されています。
今回の実証実験で得られた成果と課題を踏まえ、PFNでは以下の機能開発を進めていきます。
● 機能改善と操作性の向上:ヒューマンエラー(登録・削除忘れなど)の発生を抑制する仕組みづくりや、商品画像表示などのUI改善、賞味期限管理機能の検討
● 利用カテゴリーの拡大:現在中心となっているグロサリー、飲料、酒類に加え、デイリー、パン、要冷品など他のカテゴリーへのMiseMiseの適用を拡大
● データ活用による店舗運営の最適化:MiseMiseで蓄積された在庫データや作業データを活用し、AIによる発注量の最適化提案など、より高度な店舗運営の実現を目指すPFNは今後も、AI技術を活用し、現場のニーズを捉えたプロダクト開発をおこない、小売業界が抱える課題解決に貢献してまいります。
■ 株式会社西友について https://www.seiyu.co.jp/company/about/
1963 年に設⽴された⻄友は、「⻄友」「LIVIN」の200以上のスーパーマーケット店舗網と「⻄友ネットスーパー」を通じて、ミッションである「⻄友が身近にある幸せ」を、お客さまが毎日の生活において感じていただける存在となるよう、革新と挑戦をし続けています。西友は、2025年7月1日付で、ITを駆使したローコスト運営等で小売業界のムダ・ムラ・ムリを解消することで圧倒的な低価格の提供を実現し、九州を中心にディスカウントストアを展開するトライアルグループの一員となりました。今後は、両社のシナジー効果の最大化に共に取り組み、経営統合のビジョンである「買い物を楽しく、暮らしを豊かに。」の実現を目指してまいります。